この記事でわかること
- うさぎとワクチンのこと
- うさぎによくある感染症
- 病気の治療と予防方法
うさぎとワクチン
うさぎへのワクチン接種は必要か?
実はうさぎへのワクチンなどの予防接種は必要ないようです。実際、日本の家庭でワクチン接種をしている事例はないようです。
というのも、日本でうさぎのワクチンは普及しておらず、基本的に室内飼いのうさぎにワクチン接種は必要ではないということのようです。
例外として、オーストラリアのように春秋2回の予防接種を推奨している国もあります。これはウイルス性出血病(Rabbit Viral Haemorrhagic Disease: RVHD)という致死率の高い感染症が流行したためでした。うさぎのワクチンは一応あって、粘液腫のワクチン(Nobivac Myxo)とウイルス性出血症のワクチン(Cylap, Lapinject VHD)の2種類の混合ワクチン(Nobivac Myxo-RHD)というものです。ただ、日本国内での販売はされていません。
基本的に日本では、このような感染の心配はないということから、うさぎへのワクチンなどの予防接種の必要はないということです。
うさぎのよくある感染症
では感染症の心配は一切ないのかというと、そうでもないようです。
例えば、スナッフル(鼻性呼吸)という病気があります。これは、うさぎがくしゃみや鼻水をしたり、鼻詰まりを起こしたりしてしまう症状のもので、パスツレラ菌の感染が原因になることが多いとのことです。
鼻詰まりなら人間もよく起こるし、ほっといても大丈夫では?
実はうさぎの場合そうではありません。うさぎは胸腔が狭いため肺活量が少なく、呼吸器の余力があまりありません。そのため、呼吸器症状が重度になると最悪命に関わる状態になりかねません。
ですので、スナッフル症状が出た場合は、軽く考えず、すぐに対応したほうがよいでしょう。
病気の治療と予防方法
病気の治療
スナッフルは抗菌薬治療が基本です。
というのも、そもそも菌による感染からのケースが多いので、抗菌薬の投与が必要になります。
ただ薬を使用するとうさぎのストレスにもなります。しかし、菌によるものなので、そのままにしておくと菌の増殖も懸念されます。
なるべく早めに受診したほうがよいと思います。
病気の予防
うさぎのスナッフルの予防は、うさぎへの感染をなるべく防ぐのが効果的でしょう。
例えば外から帰ってきたときは手洗いをしてからうさぎに触ったり、スナッフルの症状があるうさぎと接触させないなどです。
そこまでシビアにならなくてもと思いますが、手洗いなどは自分への風邪や感染症予防にもなりますので、絶対にやったほうがいいと思います。
そのほかにも、ケージやうさぎのいる環境をなるべく清潔にするのも大切でしょう。
まとめ
うさぎにワクチンなどの予防接種は必要ありません。ただ、細菌の感染による病気は注意が必要です。
鼻水や鼻詰まりくらいならと思う気持ちもわかりますが、うさぎの場合命に関わることもあるので、後回しにせず、なるべく早めに受診することをおすすめします。
普段から帰宅時に手洗いをするなど気を配り、うさぎさんの環境を清潔に保つのがおすすめです!
今のところきなこはスナッフル症状がでていませんが、普段から気をつけて行きたいと思います!!
-「うさぎと暮らす」-
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